MY STORY
わたしがこの講座を行う理由は?
20年以上前、わたしたち家族がカナダに移住してきた時、心にあったのは
「生きがいと健康は誰からも受け取ることができない。
ならばそれを一番大事にして生きていこう」
という思いでした。
そして小さな子どもを抱えながら、右も左もわからないカナダにやってきた私たちに、
地域の人たちがたくさんの好意をかけてくださいました。
わたしは生まれつき足が悪くてびっこを引くのでそのせいもあって、
初対面の人が車を出して乗せてくれたり、寝てしまった子どもをおんぶしてくれたり。
冬場には街行く路面電車まで、わざわざ私の目の前で止まって声をかけてくれたこともありました。
小さな二人の息子の子育て中は、夫が400キロも離れたところで勉強していたため、
ワンオペだった期間も結構あり、子どもの世話がようやく終わった夜中に茶碗を洗いながら涙が出ちゃうほど辛かったので、
周りの人たちの好意が特に身に染みました。
その後、ワンオペも卒業し、自分に少し余裕ができて仕事に力を入れて
…となったときに、
「何か地域にお返しできたら」という思いも芽生えて
日本で習っていたレイキをシェアする活動と
地域の日本語新聞のレポーターの仕事を始めました。
***
レイキの仕事を通じていろんなお悩みを伺ってきました。
そこで強く感じてきた思いがあります。
悩みを感じているときに共通した思いがあるんです。
「状況に翻弄されている」
という思いです。
自分自身もそうでした。
「夫の思いを変えてください」
って天に祈ってた時期がありました。
いや、いまだにまったくないとは言えないんですが。(汗汗)
その一方で、こんな知識も持っています。
「私たちの目の前の現象は自分たちがクリエイトしている」
「生まれる前に人生のシナリオを書いてくる」
とはいえ現実には、
「こんな苦しい現実を自分がわざわざ創ったって言われても・・・」
という心境です。
またたとえ、
「はいはい、現実は私のせいですよ」
と思ったとしても、
「そう思ったところで、現実は変わらない」
という思いもあるんですよね。
きっとご存じと思いますが、
どんな入口から入っても、状況や物事に変化を起こすのは、
「愛と感謝をベースにした行動にある」
と答えが出てきます。
しかし、それは言うは易し、行うはあまりに難し!です。
では
「どうしたら感謝の思いが出てくるようにできるのか」
これはわたしの人生のお題のように思い、
「有効なアプローチ」を探し続けていました。
ひとりひとりが自分自身に力を取り戻すためのアプローチ方法です。
その長い探求の旅を経て、はっきりわかったことがあります。
その鍵となるのは
自分軸を知ること
ニュートラルに現実と自分を俯瞰する視点
安心のベースとなる世界観
そして自分の思いを理解している人の存在
です。
自分自身がモヤッとするたびに
自分軸のエッセンスを確認し、
ニュートラルな視点になる手法を実践してきました。
そしてとことんやってみるうちに
「この現象はこれをわたしに教えるためだったのか!!」
と、驚き→愕然→力が抜ける→くすっとしてくる、の流れがどんどん生まれました。
自分がひと皮むけて天然の姿になっていくために、ただただ見つけてもらえるのを静かに待っているメッセージがあるんですよね。
そしてそのメッセージに気づくたびに、なんとなく抱えてしまう不安の重さが減っていっているんです。
しかし、他の方にこれがどれだけ伝わるものなのか。
2019年から試行錯誤して、現在の講座の形になりました。
受講された方が「ハッ」と気づく、その瞬間が大好きです。
その時、わたしたちってバージョンアップしてるんじゃないでしょうか。
そんな体験を一緒に味わい、一緒に成長していく仲間になっていただけたら本望です。
平野かおり